はるらるら

適当に、なんとなく。

競プロ純粋培養水コーダーでも就職したい!

はじめに

はじめまして。 harura です。

就活は 5 月くらいには終わらせて(しまって)いたのですが、今になって自分の活動記録を残しておこうという気持ちに何となくなったので就活記事を書くことにしました。

タイトルは思い切りギャグなのですが、競プロ純粋培養水コーダー*1へ就活のアドバイスをする内容にはなってないです、すみません。 あくまでも、自分の経験したことがどこかの誰かにとって多少なりとも参考になればいいなと思っています。

自己紹介

都内にある大学でコンピュータサイエンスを勉強している学部 4 年生です。 生体情報について研究しています。(なお進捗...)

大学に入学するまでは C 言語のしの字も知らない普通の高校生でした。 競技プログラミングAtCoder)に出会ったのは 2 年生になった春先でした。

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アルゴリズムの知識があったわけでも特別数学が得意なわけでもなかったので Rating 15 からのスタートでしたが、本格的に就活を始める時期にはなんとか水色コーダーになっていました。

本格的に就活を始めるまでにやったこと

何もやっていません。

インターンに行かなければ IT 系アルバイトもしていません、Web 開発っぽいことをする授業はあっても履修していませんでした(おいおい)。 強いて言えば接客のアルバイトをしていました(?)

まさしく AtCoder 水色 くらいしか武器のない僕ですが、就活を終えるまでに何をしたのか、だいたい時系列順に話していきます。

就活でやったこと

~ 2018 / 11 まで

夏のインターンに参加しないまま 3 年後期を迎え、研究室に仮配属されました。 本当に恵まれていることに、うちのボスは就活関係に熱心な方で、研究室の就活生を対象に(OBの)大手企業のリクルーターを呼んで座談会をしたり、いろいろな IT 企業の人事の方をお招きして我々と一対一での就活相談会を開いたりしてくれました。

それまで ES を書いたこともなく、そもそも就活をあまり意識していなかった僕にとっては、これらのイベントは就活について考えるとても良いきっかけになったと思います。

2018 / 12

就活イベントを経験し、さすがにそろそろ動かないとまずいなあと思い始めたので、とある企業の勉強会に参加しました。 勉強会自体は競プロっぽい問題を解いて解説する、という感じで、その後の懇親会も含めてとても楽しかったです。 後に選考を受けることになります。(後述)

それから、実は某大手企業のインターンに応募しました。落ちました。 研究室の先輩に「ES 出せば通るよ〜」と言われていたのに落ちたので少しへこみましたが、あれは先輩のイキりだったんだなと思うことで耐えました。

2019 / 1 ~ 2019 / 2

色々と説明会に行っていました。 競プロ er に人気のあの会社とか、P◯iza に載ってる企業の面談とか行きました。(P 経由のは動機がア)

それから、学内でもいわゆる合同説明会が 2 月(と 3 月)にあり、そこそこ行きました。 ただ、合同説明会は人がたくさんいるし(それはそう)、企業の人の話が聞こえづらかったりして少しつらかったです。

それから、ボス主催の就活イベントで「自己 PR 動画」を撮りました。 1 分くらいの動画を撮ってどこか(恐らく逆求人的なやつ)に提出しましたが、その後音沙汰はなかったです。 自己紹介をする良い練習にはなりました。

2019 / 3 ~ 2019 / 5

そんなこんなでとりあえず 3 社、選考に進みました。 「落ちたら追加でエントリーしたらええやろ〜」なんて舐めた気持ちでいたらどの企業もそれなりに選考が進んでしまい、結局追加でエントリーしないまま終わりました。 これで 3 社同時に落ちたらどうしていたんでしょうね、絶望だったと思います。

それぞれの選考についてまとめていきます。

1 つめ

学内合説に来ていたところです。

自社でアルゴリズムの開発してるし雰囲気も良さそうだな〜と思ってエントリーしました。 エントリーする段階では楽しそうなところだなーと思っていましたが、面接をする中で「なんか合わなそうだな?」と思い始め、相手もそう感じていたのか案の定 3 次選考で落ちました。 「結局就活は相性なんだなー」と感じてそんなにダメージは受けませんでした。

2 つめ

これも学内合説に来ていたところです。

「うちの研究室から 2 年連続でこの会社に入っている」との情報を得たことから興味を持ち、エントリーしました。 雑に言うと研究所と協力してものづくりをする会社です。そうでない場合もあります(?)。 ここの選考は選考という感じがあまりしなくて(ほんと?)、むしろ楽しかったと記憶しています。 よくわかりませんが内定をもらいました。

3 つめ

勉強会に参加させていただいたところです。

ここの会社の人には本当に良くしてもらって、選考が始まる前にも何回かお話しさせていただく機会がありました。 話している中で、自分は本当に未熟だなと感じる部分が多く、正直泣きそうになりながら将来を考えていました。

通常の選考とは違って(?)選考過程で短期のインターンがありました。 競プロくらいしかやってこなかったため分からないことが多く、インターン期間中はだいぶ迷惑をかけてしまいました。 自分の不甲斐なさから選考は通りませんでしたが、本当に良い経験だったと思っています。本当にありがとうございました。

就活を終えての感想

結果的に 3 つ受けて 1 つ受かりそこに決めましたが、恐らくもっとたくさん受けるべきだったとは思います。 というのも、調べるだけではわからない、面接で話してみてようやく掴めることもあるなあと感じたからです。

とはいえ僕にはたくさん選考を受けるモチベもなく(え?)、何より今の就職先にひとまず満足しているのでこれで良かったかな、と思っています。 自分の納得する形で終われたらいいんじゃないですかね、知りませんが。

そしてこれは個人的な感覚ですが、AtCoder 水色も充分に就活の役に立つと感じました。 もちろん、競プロ力を重視してる会社とかでは厳しいと思いますし、水色ってだけで内定が降ってくるなんてこともないと思いますが、それでも「AtCoder で水色になる程度のプログラミング力がある」というのは多くの企業を相手にしたときでも有利に働くと思います。

結局のところ、これは競プロに限った話ではないですが、「自分の能力をきちんと相手に伝える」ことが大切なんだなと感じました。 例えば「RedCoder です!」と言ったところで面接官が「競プロ?レッドコーダー?なにそれおいしいの?」という状態では話になりません。競プロとは何か、自分はそこでどれ程の実力なのか等をきちんと説明して理解してもらうところがスタート地点なのかなと思います。そのへんの説明は chokudai さんのブログ がとても参考になると思います。 あとはまあ相性なんじゃないですかね(ほんと?)。

おわりに

ほとんど自分語りになっていますが、言いたいことは AtCoder 水色くらいしか武器がなくても内定はもらえたよ、ということです。 もちろん赤色レベルを求めてる会社に水色の僕が殴り込んでもどうしようもないとは思うので、そういうところに行きたければ精進しなきゃいけないと思います(それはそう)。

諸々の詳細について知りたい方がもしいれば、個人的に聞いてくれれば答えられる範囲で答えると思うので DM *2とかください。意図せず書き漏らしてることはたくさんあると思います。

お付き合いいただきありがとうございました。おわり。

*1:ところで競プロ純粋培養◯コーダーの定義は何でしょうね、よくわかっていません。

*2:twitter : @sprng_wl